白鵬が物言いの珍事 幕内では18年ぶり 井筒親方「いいこと」

[ 2014年5月22日 21:13 ]

<大相撲夏場所12日目>豪栄道の勝ちとした行司軍配に土俵下から物言いをつける白鵬。右は鶴竜
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大相撲夏場所12日目

(5月22日 東京・両国国技館)
 大相撲夏場所12日目の22日、横綱鶴竜と関脇豪栄道の結びの一番で、勝ち残りで東の土俵下に座っていた横綱白鵬が右手を挙げて物言いをつける珍事があった。協議の結果、豪栄道がはたき込んだ際にまげをつかんだとして、行司差し違えで鶴竜が反則勝ちを得た。日本相撲協会によると、横綱の反則勝ちは史上初。

 日本相撲協会の審判規則は「控え力士は、勝負判定に異議ある場合は、物言いをつけることができる」と定めている。協会広報部によると、力士による物言いは2010年名古屋場所4日目の序二段の取組で受磐がつけて以来。幕内では1996年初場所9日目の土佐ノ海―貴闘力の一番で、貴闘力と同部屋の貴ノ浪がつけ、行司差し違えで貴闘力の勝ちとなった。

 鶴竜の師匠でもある井筒審判長(元関脇逆鉾)は「ビデオ室で何回も確認してもらった。力士が手を挙げるのはいいこと」と話した。

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