町田樹 合計241・37点で全日本へ 西日本選手権

[ 2013年11月3日 20:47 ]

男子フリーで演技する町田樹

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカで優勝し、ソチ冬季五輪代表の有力候補に台頭した男子の町田樹(関大)が3日、京都アクアリーナで行われた西日本選手権を合計241・37点の高得点で制し、代表最終選考会となる12月下旬の全日本選手権進出を決めた。

 23歳の町田は2カ月間で最大5試合に出場する可能性がある過密日程を考慮し、今大会に向けては練習量を減らし「気楽にやる試合と位置付けた」と言う。4回転―3回転の2連続ジャンプを決めた前日のショートプログラムから一転し、フリーでは挑戦を1度にとどめた4回転などジャンプで3度転倒と苦しんだ。「気にしていない。失敗があって、また頑張ろうという気持ちになった」と前向きだった。

 次の大会となるGP最終戦のロシア杯(22、23日・モスクワ)に向け「メダルを手に入れて(GP上位6人の)ファイナル(12月・福岡)に行きたい」と意欲満々。試合後にファンに囲まれるなど注目度は高まるが「たくさん報道もされてうれしいが、勘違いするなと自分に言い聞かせてやりたい」と謙虚に話した。

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2013年11月3日のニュース