セッター竹下佳江が現役引退 ロンドン五輪銅に貢献

[ 2013年7月25日 15:53 ]

現役引退を表明したバレーボール女子元日本代表の竹下佳江

 バレーボール女子の日本代表セッターとして昨年のロンドン五輪で銅メダル獲得に貢献し、その後休養していた竹下佳江(35)が25日、東京都内で記者会見を開き、現役引退を表明した。長く日本を引っ張った司令塔は「身長159センチで小さいといわれ続けてきた中で小さい子どもたちに夢を示せたと思う。今後は普及に力を入れたい」と落ち着いた口調で話した。

 福岡・不知火女高(現誠修高)からNECに入団。五輪は2000年のシドニー大会を逃した後、04年アテネ大会から3度続けて出場した。昨年はプロ野球広島カープの江草仁貴投手と結婚し、ロンドン五輪後にJTを退団した。引退決断まで1年近い時間を要したことには「五輪でやり切った感じはあったが、自分と向き合う時間が必要だった」と説明した。

 今後は日本バレーボール協会の理事として代表を支える。「現場に近い立場で意見を伝えたい」と意気込んだ。

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2013年7月25日のニュース