照ノ富士 横綱2人からしこ名「頑張らないと」

[ 2013年7月25日 06:00 ]

十両昇進を決め、伊勢ケ浜親方(左)と記者会見する照ノ富士

 大きな期待の表れだ。新十両昇進とともに若三勝からしこ名を改めた照ノ富士。「照」は部屋が生んだ第38代横綱「照國」から、「富士」は師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)の現役時代のしこ名から譲り受けた。照國は1942年から53年まで横綱として活躍した大先輩だ。

 名古屋市内の宿舎で会見した照ノ富士は「名前を聞いて、頑張らないといけないと思った」と抱負を口にした。同席した伊勢ケ浜親方は「横綱になってほしいから付けた」と説明した。

 初土俵は11年初場所。3年前に入門した間垣部屋は小所帯で稽古不足だった。伊勢ケ浜部屋に移籍後はモンゴルの先輩でもある横綱・日馬富士ら豊富な稽古相手にもまれて素質が開花。秋場所へ向け「受ける相撲が多い。もっと立ち合いを磨いて前に出る相撲を取りたい」と1メートル92、167キロの大器は名前に恥じぬ活躍を誓った。

続きを表示

2013年7月25日のニュース