浅見ら不祥事意識の発言「感動をもう一度」体重別柔道で会見

[ 2013年5月9日 20:17 ]

 柔道の世界選手権(8~9月・リオデジャネイロ)代表最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権(11、12日・福岡国際センター)に出場する有力選手が9日、福岡市内で記者会見し、女子48キロ級で世界選手権2連覇中の浅見八瑠奈(コマツ)が「柔道界は良くないイメージを持たれているが、見ている人に感動をもう一度与えられたらいい」と強い口調で誓うなど、不祥事を意識した発言が相次いだ。

 今大会は暴力指導、助成金不正受給の騒動発覚後、初めて各階級の国内トップ選手が集まる。ともにロンドン五輪男子銅メダリストで90キロ級の西山将士(新日鉄住金)は「試合を見てください」と訴え、66キロ級の海老沼匡(パーク24)は「いろんな問題があるが最高の柔道をする」と神妙な表情で話した。

 4月の全日本女子選手権を初制覇した78キロ級の緒方亜香里(了徳寺学園職)は「柔道界への風当たりは強いが、柔道っていいなと思ってもらえる人が増えたらいい」と願い、ロンドン五輪男子73キロ級銀メダルの中矢力(ALSOK)は「選手一人一人が全力で闘う姿を見てもらいたい」と述べた。

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2013年5月9日のニュース