伊調＆松本　全日本選手権欠場へ…メダリスト不在に

　レスリング女子６３キロ級で五輪３連覇を達成した伊調馨（２８＝ＡＬＳＯＫ）と、ロンドン五輪グレコ６０キロ級銅メダリストの松本隆太郎（２６＝群馬ヤクルト販売）が、全日本選手権（１２月２１～２３日、東京・代々木第２体育館）を欠場する意向を示した。

　２９日、神奈川県川崎市の専大生田キャンパスで行われたシンポジウムに参加した伊調は、じん帯部分断裂の左足首の回復は順調としたが「まとまった練習をする時間がない」と欠場の理由を説明。松本も「無理して出ても相手に失礼」とした。日本はロンドン五輪のレスリングで６個のメダルを獲得。女子５５キロ級の吉田沙保里（３０＝ＡＬＳＯＫ）ら４選手はすでに欠場を表明しており、全日本選手権はメダリストが不在となる。