ディーン元気　ビッグスローへ「イメージできている」

ロンドン五輪陸上

　男子やり投げ代表のディーン元気（２０＝早大）が１日、成田発の航空機で決戦の地・ロンドンに出発した。英国人の父、ジョンさん（５７）の祖国に中学２年以来、足を踏み入れるディーンは「（英国開催の五輪に出場する）夢が実現するので楽しみ。オリンピックの日の丸は４年に１度しか背負えない。日本の皆さんに元気を与えたいです」と話し、機上の人となった。

　３０日まで行った日本選手団主将の村上との合同合宿では「フォームのタイミング」を重点的にチェック。既に「（ビッグスローの）イメージはできている」と万全だ。練習の一環で、体操や重量挙げを取り入れており、「選手村ではいろんな人と話をしたい。体操の内村選手がしゃべってくれたらうれしいですね」と日本体操界のエースとの交流を心待ちにした。