柔道代表の海老沼と上川 亡き恩師に健闘誓う

[ 2012年7月11日 20:13 ]

 ロンドン五輪の柔道男子代表で66キロ級の海老沼匡(パーク24)、100キロ超級の上川大樹(京葉ガス)が11日、明大時代の監督で昨年8月に52歳で死去した藤原敬生氏の仏前を訪れ、五輪初出場の報告と健闘を誓った。

 2人は千葉県松戸市の恩師の自宅で故人の遺影に手を合わせた。海老沼は「五輪での金メダルを報告したいし、先生はきっと一緒に闘ってくれると思う。いつも自分を見守ってくれた」と神妙な表情。明大4年で主将を務め、公私ともに世話になったという上川は「東京の父のようで心の支えだった。金メダルを持って帰り、笑顔で監督に報告したい」と亡き恩師をしのんだ。

 海老沼は東京都内で開かれた所属先の壮行会にも出席。「決心」と記した色紙を手に「最終的には自分一人の闘いになるので、自分の気持ちが一番重要になる」と決意を述べた。1992年バルセロナ五輪金メダルでパーク24の吉田秀彦監督は「勝ったら天国、負けたら地獄。五輪はみんなが注目している。力を出し切れば金メダルを取れる」と激励した。

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2012年7月11日のニュース