藤原「これぞプロ」と実感 ミキハウス所属で五輪へ

[ 2012年5月9日 18:50 ]

 ロンドン五輪男子マラソン代表で実業団チームに所属しない異色ランナー、藤原新(30)が9日、東京都内で記者会見し、子ども服のミキハウスと1年間の所属契約が決まったと発表した。「無所属ランナー」を返上し、五輪に向け「本当に心強く、柱となるサポート。プロランナーとして気持ちが引き締まる思い」と意気込みを語った。

 10社以上が競合した中で、同社を選んだ藤原は「子どもに夢を与えたいという思いに共感し、自分の練習スタイルも尊重してくれた」と理由を説明。1歳の娘に子ども服もプレゼントされ、胸にロゴが入ったユニホーム姿を披露すると「これぞプロだと実感した」と笑顔を見せた。

 今後は同社が合宿や遠征の活動費を全面的に支援する。1年契約は自ら厳しさを求めて申し出たという。五輪後は子どものマラソン大会も企画したい考えも明らかにした。

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2012年5月9日のニュース