田中きょうだい首位堅持!五輪代表最終選考会

[ 2012年5月4日 19:10 ]

男子個人総合 田中和仁のあん馬

 体操のロンドン五輪代表最終選考会を兼ねたNHK杯第1日は4日、東京・国立代々木競技場で個人総合1回目を行い、男子は田中和仁(徳洲会)が落ち着いた演技で91・300点を出し、持ち点と合わせて181・200点で第2次選考会からの首位を守った。女子は妹の田中理恵(日体大研究員)が安定した内容で55・850点をマークし、合計168・500点とリードを広げた。

 5日の最終日は個人総合2回目を行い、男子は五輪出場が決まっている内村航平(コナミ)を除く4人、女子は5人の代表が決まる。NHK杯は5日の成績のみで争う。

 女子で首位の田中の兄、和仁と弟、佑典(コナミ)も男子の五輪代表争いで好位置につけた。首位の個人総合で代表入りを狙う和仁は「ミスなくできた」とほっとした表情。「2位との差が(0・650点と)開いていない。守らず攻める気持ちでやり切りたい」と気合を入れた。

 佑典は代表選考で優遇される鉄棒で1位を取り、特化種目で代表入りの好機に「思いっきりやれて良かった」と笑顔。兄と姉の活躍が支えになっているそうで「3人で(五輪に)行けるよう、最後まで諦めずに頑張りたい」と体操ニッポン初の3きょうだいでの五輪代表入りに意気込んだ。

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2012年5月4日のニュース