遼に追い風注意報…飛びすぎ「気をつけないと」

[ 2012年1月11日 06:00 ]

<ソニーオープン プロアマ>木梨憲武(右)と同組でラウンドした石川遼

 追い風注意報発令!?米ツアーのソニー・オープン(12日開幕、ハワイ・ワイアラエCC)に出場する石川遼(20=パナソニック)は9日、プロアマ戦でタレントの木梨憲武(49)らとラウンドした。会場での初ラウンドを和気あいあいとした雰囲気で終えたが、コースのチェックにもぬかりなし。硬い地面と強い風による予期せぬドライバーショットの飛びすぎを注意点に挙げた。

 想定内だったのは海に面したコースゆえの強い風と硬い地面。しかし、おかげで想定外の事態も生じた。石川は「アゲンストはどうにかなってもフォローで気をつけないといけない」と初ラウンドでの印象を語った。

 ボールを後押ししてくれる追い風は、向かい風より歓迎してもよさそうなものだ。ただし、飛びすぎとなれば話は別。3番パー4では、フェアウエーで思い切り転がって350ヤード超のビッグドライブ。「350ヤードはあり得ないと思っていたら、そんなことはなかった。その距離ぐらいにハザードがあるホールもあるので気をつけないといけない」と警戒した。

 例えば5番パー4では350ヤード付近にクリークが待ち構える。うかつに飛ばせば危険性は高まる。この日は左に曲げて木に当てたため難を逃れたが、ナイスショットで池ポチャでは目も当てられない。それ以外にドッグレッグしたホールも多いため、「ティーショットの狙い所が限られてくる」と1Wの距離感、もしくは3Wなどで刻む攻めが求められそうだ。

 これまでテレビで何度も見てきたワイアラエCCとはいえ、イメージと違う点はあって当然。「日本にはなかなかない芝」というバミューダ芝への慣れ、ショットの安定感も必要だ。木梨からは「初めてのコースなのに、僕らのパットのラインも読んでくれるし、自分のためにグリーン周りのチェックもしている。17歳の時から知ってるけど、いい成人になったね。開幕にしっかり合わせてくるでしょう」とエールを送られた。その期待に応えるためにも残り2日間でできる限りの準備を整える。

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