浅田真央が逆転V、SP首位の村上佳菜子は3位

[ 2011年12月25日 19:42 ]

フィギュアスケートの全日本選手権女子で優勝し、メダルを手に笑顔を見せる浅田真央。左は2位の鈴木明子。右は3位の村上佳菜子

 フィギュアスケートの全日本選手権最終日は25日、大阪なみはやドームで女子フリーを行い、ショートプログラム(SP)で2位につけていた浅田真央(中京大)が合計184・07点で2年ぶり5度目の優勝を果たした。

 浅田は今月9日に最愛の母・匡子さん(享年48)を亡くし、葬儀翌日の13日に練習を再開したばかり。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)には挑戦しなかったが、SP首位の村上佳菜子(愛知・中京大中京高)を逆転した。鈴木明子(邦和スポーツランド)が179・27点で2位に入り、村上佳菜子は172・69点で3位に終わった。

 浅田、鈴木、村上は世界選手権(来年3月・ニース=フランス)代表入りを決めた。

 アイスダンスはブリナ・オーイ(米国)水谷太洋(長野市協会)組が合計114・21点で初優勝した。

 ▼ 浅田真央の話 優勝で締めくくることができてすごくうれしい。いつもと違う状況の中で、しっかりいつも通りに演技できた。(母も)喜んでいると思う。今回も一番近くにいるような感じがした。何も報告しなくても分かってくれると思う。

 ▼鈴木明子の話 目指しているところが優勝だったけど、この出来では仕方ない。世界選手権は目標としていたので、そこでベストの演技ができるようにしたい。

 ▼村上佳菜子の話 表彰台に乗るのが目標だったので、達成できて良かった。いつもはステップでミスをしないので、転んで頭の中が真っ白になった。フリーもSPと同じくらい練習して、自信をつけたい。

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