遼くんにノーマン主将から直電ゲキ「大丈夫だ」

＜三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズプロアマ＞富士山をバックにショット練習をする石川遼

　ノーマンからの直電ゲキに優勝で応える。三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズ（スポニチ後援）は１０日、静岡・太平洋Ｃ御殿場Ｃで開幕する。石川遼（２０＝パナソニック）は、グレグ・ノーマン（５６＝オーストラリア）から後押しを受けて今季初優勝＆連覇に挑む。

　「今週で弾みをつけて、自信をもって米国の選手相手にプレーしたい」。石川にとっては来週の世界選抜と米国選抜の対抗戦「プレジデンツ・カップ」（１７～２０日、ロイヤル・メルボルンＧＣ、オーストラリア）を見据えた上でも大事な一戦。先週末には世界選抜のノーマン主将からわざわざ携帯に電話があった。「こっちのコース（ロイヤル・メルボルンＧＣ）はグリーンが攻略の鍵になる。でもリョウならきっと全部決められる。大丈夫だ。自信を持ってオーストラリアに来い」。熱い言葉に「本当に僕に期待しているとズバッと言ってくれた」と石川は感激した。０９年にプレジデンツ・カップに出場した時は、前週のコカ・コーラ東海クラシックに勝って自信満々で乗り込んだ。今回も相性抜群の大会で自信をつかみ、ノーマンの下にはせ参じる。

　▽前回のプレジデンツ・カップＶＴＲ　０９年１０月に米カリフォルニア・ハーディンブパークＧＣで開催。石川はノーマン主将の推薦を受けて初出場した。絶好調のウッズ＆ストリッカー組には２敗を喫したが、Ｙ・Ｅ・ヤンに引っ張られてダブルスで２勝。さらに最終日のシングルスでペリーを破り、エルスと並んでチーム最多の３勝を挙げた。大会は世界選抜が米国選抜に完敗し、通算成績を１勝１分け６敗とした。