1メートル89の大器・堀端が7位入賞!日本は団体銀メダル

[ 2011年9月4日 11:14 ]

男子マラソンで力走する堀端宏行(中央)と中本健太郎(右から4人目)

 陸上の世界選手権最終日の4日、韓国の大邱市内を周回するコースで男子マラソンが行われ、初出場の堀端宏行(24=旭化成)が2時間11分52秒で日本勢最高の7位に入賞する健闘を見せた。

 日本勢の入賞は7大会連続。中本健太郎(28=安川電機)が10位、公務員ランナーの川内優輝(24=埼玉県庁)は18位に入り、上位3選手の結果で日本が団体で銀メダルを獲得した。尾田賢典(30=トヨタ自動車)は29位、北岡幸浩(28=NTN)は38位だった。

 28キロ付近から独走したアベル・キルイ(29=ケニア)が2位に2分28秒差をつける2時間7分38秒で、前回ベルリン大会に続く連覇を果たした。世界選手権の連覇は03年パリ、05年ヘルシンキ両大会を制したジャウアド・ガリブ(モロッコ)以来、史上3人目。

 1メートル89の大型ランナー、堀端は20キロ過ぎでアフリカ勢の先頭集団から遅れたが、安定した走りで入賞圏内をキープ。ラストスパートで6位のキプタヌイ(ケニア)を捉える場面もあったが、最後はかわされて7位でフィニッシュした。レースを終えた堀端は「順位を上げるより、粘る、粘るとそれだけでした」と精魂尽き果てた様子で語った。

 ▼堀端宏行の話 想像以上に楽しみながらやれた。時計をつけず、自分のリズムで走った。ゴールしてから順位を聞いて「やった」と思った。

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2011年9月4日のニュース