2018年冬季五輪は平昌に決定!東京招致に不利に?

[ 2011年7月7日 00:19 ]

2018年冬季五輪の開催地が平昌に決まったと発表するIOCのロゲ会長

 国際オリンピック委員会(IOC)は6日、南アフリカのダーバンで総会を開き、2018年冬季五輪の開催都市に平昌(韓国)を選んだ。1988年にソウルで夏季五輪を開いた韓国で初の冬季五輪で、アジアでは72年の札幌、98年の長野に続き3度目となる。

 2020年夏季五輪招致を目指す東京には、同じ東アジアで五輪が連続するため、不利に働くとの見方が強い。

 平昌はIOC委員による投票で、1回目に過半数を獲得した。史上初の夏冬開催を目指したミュンヘン(ドイツ)とアヌシー(フランス)を破り、3大会連続の挑戦で悲願を達成した。(平昌63票、ミュンヘン25票、アヌシー7票)

 平昌は北朝鮮との軍事境界線に接する江原道にある。総会のプレゼンテーションでは過去2度の失敗で貴重な教訓を得たと訴え、韓国の李明博大統領やフィギュアスケート五輪女王のキム・ヨナ選手も登壇した。山間部の平昌でスキーとソリ系競技、日本海に面した江陵でスケートやアイスホッケーを実施する。

 五輪開催都市は来年のロンドン夏季大会の後、14年はロシアで初の冬季大会となるソチ、16年夏季大会は初の南米開催となるリオデジャネイロ(ブラジル)に決まっている。

 ▽竹田恒和・日本オリンピック委員会(JOC)会長の話 平昌の当選を祝福したい。韓国は初めての冬季五輪開催なので、同じアジアの日本として成功のために協力したい。20年夏季五輪招致については、どういう影響があるか今後分析して判断したい。(共同)

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