右代 陸上十種競技で8千点台の日本新!

[ 2011年6月5日 18:17 ]

 今夏の世界陸上選手権(大邱=韓国)代表選考会を兼ねた日本選手権混成競技最終日は5日、川崎市等々力陸上競技場で後半を行い、男子十種競技は24歳の右代啓祐(スズキ浜松AC)が日本人初の8千点到達となる8073点の日本新記録をマークし、2連覇した。

 優勝記録は8076点だが、風力を計測する3種目の平均値が公認の範囲の2・0メートルを超えており、参考記録となる。追い風7・3メートルだった走り幅跳びの6メートル97の代わりに、追い風0・9メートルでの6メートル96を採用した成績が日本新となった。

 従来の日本記録は1993年に金子宗弘が出した7995点。右代は世界選手権参加標準記録B(8千点)も突破した。

 女子七種競技は桐山智衣(中京大)が5445点で初優勝し、10連覇を目指した中田有紀(日本保育サービス)は3位に終わった。

 ▽右代啓祐の話 この瞬間のために今まで頑張ってきた。本当にうれしい。世界で戦うため、8300点に挑戦したい。

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2011年6月5日のニュース