東北のために一丸!最下位・秋田が1位・浜松を撃破

[ 2011年3月27日 06:00 ]

<浜松・秋田>浜松に逆転勝ちし笑顔を見せる釜石市出身の秋田・沢口(左)と水町

 プロバスケットボール男子のbjリーグは26日、東日本大震災発生後、東地区で初の試合が開催され、最下位の秋田はアウェーで1位の浜松に70―69で競り勝った。第2Qまでで14点のリードを許したが、後半は堅い守りで主導権を握り、残り10秒で逆転。東北に明るい話題を届けた。

 <秋田>同点で迎えた残り10秒に勝ち越し、ユニホームに「HOPEがんばろうTOHOKU」のロゴを入れて臨んだ震災後初のリーグ戦で劇的勝利を飾った。地震の影響で秋田でも停電が起き外国人選手が一時帰国。紅白戦もできない中で浜松に初勝利。沢口は岩手県釜石市出身で母、姉夫婦、祖母が被災。14日にようやく無事を確認できた。沢口は「東北のため一丸となれた。今はバスケに集中して東北のために頑張りたい」と気丈に話した。

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2011年3月27日のニュース