上村選手強化本部長「現状ではまだ金１０個」

　日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）の上村春樹選手強化本部長は９日、東京都内で開いた選手強化本部会で、来年のロンドン五輪の金メダル数について「まだ１０個ぐらいしか読めないのが実情」と述べ、国・地域別順位の目標達成へ奮起を促した。ＪＯＣの情報分析担当が、昨年１１月の広州アジア大会後に各競技団体に行った調査をもとに算出したという。

　日本の金メダル数は２００８年北京五輪は９個で８位だった。ＪＯＣはロンドン五輪で５位、１６年リオデジャネイロ五輪で３位の目標を掲げている。上村本部長は「ロンドンで５位になるには、１５か１６の金メダルが必要。この１年で集中的に強化してほしい」と語った。