再発防止委「支度部屋の見張り」配置案も

[ 2011年3月9日 06:00 ]

 再発防止委員会は9日、初会合を開く。メンバーの中村親方(元関脇・富士桜)は8日、無気力相撲をチェックする監察委員会の充実を最重要課題に挙げた。

 「監察委員が詰めている場所を土俵に近い位置へ変更し、監察委員を東西の支度部屋に配置すべき」と具体案を示した。監察委員は客席最上段からモニターで監視しているが、不十分と指摘した。特別調査委員会と再発防止委員会の連携の重要性も訴えた。また複数の委員が7年前に廃止された公傷制度復活を主張しており、罰則規定の導入を求めている委員もいる。

 運営審議会の安西会長もこの日、再発防止策として監察委員会の強化に言及し「3人は角界OBなど外部が入るべき」と外部からの人材登用を提案した。監察委員会改革が再発防止委員会の最優先事項となりそうだ。

続きを表示

2011年3月9日のニュース