代表4枠目は尾田が有力 残り1枠は中本、松宮隆、前田の争い

[ 2011年3月6日 18:14 ]

 世界選手権の男子マラソン代表選考レースが終了し、代表5枠のうち、広州アジア大会銀メダルの北岡幸浩(NTN)、東京で3位と大健闘した市民ランナーの川内優輝(埼玉陸協)、びわ湖毎日3位の堀端宏行(旭化成)が決まった。残り2枠はどうなるか―。

 代表4枠目で有力なのは尾田賢典(トヨタ自動車)だろう。初マラソンに挑んだ東京は2時間9分3秒で川内に次ぐ4位に入り、潜在力を示した。タイムの上でも一歩リードする。事実上の“残り1枠”でこの日4位の中本健太郎(安川電機)や福岡国際で日本人最高の3位となった松宮隆行(コニカミノルタ)らが争う展開だ。

 日本陸連の坂口泰男子マラソン部長は「レース内容、記録、気象条件など総合的に勘案したい」と説明する。別府大分で日本勢トップの3位に入った前田和浩(九電工)も候補に挙がり、来年のロンドン五輪を見据えて将来性や実績をどう判断材料に加えるか。タイムだけで見れば、残り1枠は中本が最上位となる。

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2011年3月6日のニュース