パッカーズ“下克上”でスーパーボウル出場

[ 2011年1月25日 06:00 ]

 NFLプレーオフは23日、ピッツバーグなどでアメリカン(AFC)、ナショナル(NFC)両カンファレンスの決勝を行い、NFCでは最下位扱いの第6シードだったパッカーズが守備陣の活躍でベアーズを下し、13年ぶり5回目のスーパーボウル出場を決めた。プレーオフでロード3試合を勝ち抜いたのは、新旧両システムをあわせて史上4チーム目。AFC決勝ではスティーラーズがジェッツを退け、カウボーイズに並ぶ8回目(史上最多)のスーパーボウル出場を果たした。

 【パッカーズ21―14ベアーズ】パッカーズは14―7で迎えた第4Qの8分56秒、体重153キロの巨漢DTラジがベ軍の3番手QBヘイニーのパスをインターセプト。「まさか自分に投げてくるとはね」と驚きながらも18ヤードを走破してエンドゾーンに飛び込んだ。終了37秒前には新人CBシールズが自陣12ヤード地点でこの日2回目のインターセプト。QBロジャースが苦しむ中で守備陣が健闘し、通算182回目となった古豪対決を制した。第6シードでスーパーボウルを制したのは06年のスティーラーズだけ。しかし各ブックメーカーは「パ軍有利」を打ち出しており早くも“下克上”の予感が漂っている。

 【スティーラーズ24―19ジェッツ】スティーラーズのQBロスリスバーガーは2度のインターセプトを喫し、パス獲得も133ヤードどまり。しかし「苦しんでも勝つ方法を見つけるのがうちのチームの特長」と胸を張った。女性への暴行問題で開幕から4試合の出場停止処分を科せられたが、シーズン後半は本領を発揮。「自分の仕事をするだけだ」と自身3度目のスーパーボウルに意欲を見せた。

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2011年1月25日のニュース