ハッピーバースデー！藍、２打差３位に浮上

誕生日プレゼント手に喜ぶ宮里藍

　ＵＳＬＰＧＡツアーのショップライト・クラシック第２日は１９日、米ニュージャージー州ギャロウェーのシービュー・リゾート・ベイコース（６１５０ヤード、パー７１）で行われ、この日が２５歳の誕生日だった宮里藍（サントリー）が６バーディー、２ボギーの６７で回り、通算９アンダーで首位と２打差の３位に浮上。米本土初優勝となる今季４勝目＆世界ランク１位奪取を射程圏にとらえた。宮里美香（２０＝フリー）は通算３アンダーの２４位。通算１１アンダーのＭ・Ｊ・ハー（２０＝韓国）が単独首位に立った。

　宮里がバースデーラウンドで好位置をキープした。強風の中、「いい集中力だった」とバーディー合戦を繰り広げて首位に２打差。テレビインタビューの最後に「きょうは私の誕生日なんです！」とアピールするほど納得のラウンドだった。
　４番でチップインバーディーを決めて勢いに乗り、５、９番では１メートルを沈めてバーディー。１４番でボギーを叩いたが、ピンに吸い付くような小技を見せて流れを切らさず、１６、１７番の連続バーディーで首位に迫った。
　この日で「すごく大人なイメージだった」という２５歳になり、スタート前には両親から祝福の電話ももらった。「米ツアーは２５歳からが勝負。実際、気持ちも技術も充実している」と言い、「今年はプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを目指したい。毎週毎週いろんなことを考えてるので葛藤（かっとう）の連続だと思うけど、しっかり自分で成長できればいい」と誓いも立てた。
　ＬＰＧＡによると、今大会で２位タイ以上なら虫垂炎で離脱中の申ジエ（韓国）を抜き世界ランク１位となる。最終日に向け「混戦なので１つでも多く抜け出すほうが優勝に近づく。自分のプレーをして結果待ちができればいい」と話した。