２季ぶり優勝へ　北田がスコア五つ伸ばし単独首位

第２日、８番でティーショットを放つ北田瑠衣。通算８アンダーで首位に立った

北田が首位浮上、有村２位　遼くん妹は予選落ち

　【Ｔポイント・レディース第２日】連続バーディーで幸先よく発進し、スコアを五つ伸ばして迎えた１８番は、バーディーパットがカップをかすめ苦笑い。終始、白い歯を見せて回った北田は「もったいないボギーもあったが、すぐに取りかえせた。いいゴルフだった」と笑顔で振り返った。
　豊富な練習で体力と自信をつけた。年明けからプロ野球ソフトバンクの松中信彦外野手らと合同トレーニング。「ついていくのがやっと」というきついメニューを約２０日こなすと、その後は男子の実力者、片山晋呉と宮崎で１カ月近く合宿した。
　昨季に比べドライバーショットの飛距離が平均で５ヤードほど伸びたという。「第２打で短いクラブを持てる。バーディーチャンスをたくさんつくれるようになった」。開幕から２大会は３２位、５位ながらバーディー数なら全体の２位だ。パットが好調でボギーが減ると、必然的に順位は上がった。
　２年ぶり６度目のツアー優勝へ最短距離につけ、最終日を迎える。「このコースは怖い。ティーショットもパットもすごく神経を使う」と言葉は慎重だったが、顔にはやはり笑みが浮かんでいた。