魁皇、高見山抜き単独トップ 把瑠都、鶴竜が関脇復帰

[ 2009年11月2日 07:27 ]

幕内在位単独1位の魁皇 いつも通りでご当地場所へ

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 日本相撲協会は2日、大相撲九州場所(15日初日・福岡国際センター)の新番付を発表し、福岡県出身で37歳の大関魁皇が幕内在位で先場所まで並んでいた高見山を上回って、単独史上1位の98場所とした。
 先場所12勝で敢闘賞の把瑠都が3場所ぶりで東、同11勝で技能賞の鶴竜が2場所ぶりで西と、それぞれ関脇に復帰。新三役と新入幕の2場所連続不在は2003年夏、名古屋場所以来となった。
 秋場所で北の湖に並び史上3位となる24度目の優勝を果たした横綱朝青龍は4場所ぶりに東の正位に座る。14勝以上なら朝青龍が05年にマークした年間最多勝の最高記録(84勝6敗)を更新する横綱白鵬は西。
 大関陣は途中休場明けの千代大海が、史上ワースト記録となる14度目のかど番を迎える。
 関脇から東小結に番付を下げた稀勢の里は23歳3カ月で小結在位10場所目。武双山の27歳6カ月を抜いて昭和以降で最も若い“大台到達”となるが、関脇に定着できず、大関昇進から遠ざかっている喜べない記録といえる。
 西小結の豪栄道は3場所ぶりの三役復帰。再入幕は体重258キロで人気の山本山と玉鷲が2場所ぶり、木村山が3場所ぶりに返り咲いた。新十両はグルジア出身3人目となる臥牙丸(ががまる)だけ。再十両の琴禮は2場所ぶり。

 ▽魁皇 幕内連続在位97場所は高見山と並び史上1位。幕内在位は高見山を抜いて単独史上1位の98場所。
 ▽新入幕 2場所連続で不在は05年秋、九州場所以来。
 ▽臥牙丸 グルジア出身では黒海、昨年初場所の栃ノ心以来3人目、木瀬部屋からは先場所の徳真鵬に続く新十両。同じ部屋から2場所連続で関取が誕生するのは、06年九州、07年初場所の境川部屋(豪栄道、豊響)以来。

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2009年11月2日のニュース