世界陸上・高野監督「メダル持ち帰りたい」

[ 2009年8月6日 06:00 ]

世界陸上の結団式で、選手代表として決意表明する沢野大地(右)と久保倉里美

 陸上の世界選手権(15日開幕・ベルリン)に出場する日本代表の結団式が5日、東京都内のホテルで開かれ、男子主将に指名された棒高跳びの沢野大地(28=千葉陸協)は「昨年の(北京五輪男子400メートルリレーの)メダルに負けないような飛躍を目指し、最高のパフォーマンスを実現したい」と決意表明した。初代表が57選手中27人を占めることもあり、日本陸連の河野洋平会長は「成長ぶりをベルリンで示してこそ本物」と激励。監督を務める高野進強化委員長は「何としてでもメダル1つは持ち帰りたい」と意気込んだ。

 ≪塚原 自己ベストに自信≫短距離陣を引っ張る男子のエース塚原直貴(24=富士通)は「身が引き締まる思い。あの北京五輪からもう1年なんだなと。自信を持って自己ベストを狙っていく」と間近に迫った大舞台に思いをはせた。今季、女子短距離で日本新記録を連発してきた福島千里(21=北海道ハイテクAC)は趣味のネイルアートで世界選手権用にドイツの国旗をあしらった。「しっかりと頑張っていこうという気持ちでいっぱい。タイムとか意識せず、シンプルに1本でも多く走りたい」と意欲を口にした。

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2009年8月6日のニュース