北島の平井コーチ「水着が一番心配」

[ 2008年4月24日 19:48 ]

 北京五輪で2大会連続2冠に挑む競泳男子平泳ぎの北島康介(日本コカ・コーラ)を指導する東京SCの平井伯昌コーチが24日、本番までの懸念材料として、病気やけがを除き「水着が一番心配。メダルの数が確実に変わる」とし、メーカーの改善努力を切望した。

 平井コーチによると日本代表の一部が、着用した選手が世界新記録を連発しているスピード社の最新水着を試着したところ、練習タイムの短縮が顕著だったという。同コーチは「百メートルで0秒5、二百メートルで1秒上がるイメージ」と語った。
 日本の五輪代表は、日本水連が契約するミズノら3社から水着を選択、スピード社製を着用できない。平井コーチは「このままでは精神的にもハンディを背負う」とも述べた。
 日本水連の佐野和夫専務理事は、スピード社製水着の優位性を科学的に検証する必要性を示唆し「(日本代表に水着を提供する)3社には五輪まで可能な限り、開発を進めてほしいと要望する」と話した。

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2008年4月24日のニュース