中村氏の意志継ぎジュニア育成へ寄付金

[ 2008年4月23日 06:00 ]

 日本ゴルフ界の草分け的存在で、2月11日に92歳で死去した中村寅吉氏の遺志を継ぎ、同氏ゆかりの関係者らが“第2の遼くん”発掘のため日本ジュニアゴルフ育成協議会へ寄付金を送ることになった。22日は中村氏の「お別れの会」が日本プロゴルフ協会(PGA)と日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の合同葬として都内で行われ、477人が故人をしのんだ。弟子でもあるLPGAの樋口久子会長らが弔辞を述べた。

 合同葬後、PGAの松井功会長は中村氏のギャラリーがある神奈川・伊勢原CC関係者らから寄付の申し出があったことを公表。「中村氏は日頃からアマチュアを大事にするようにと語っていた。石川遼選手の活躍もきっと喜んでいるでしょう」として、ジュニア育成に寄付金をあてる方向。また、松井会長はゴルフ殿堂が設立された際には中村氏を第1号とする考えを示し、同氏の名前を冠した大会も検討していることを明かした。

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2008年4月23日のニュース