さくら残った19位 来年の出場権ゲット

[ 2008年4月8日 06:00 ]

 米女子ゴルフの今季メジャー第1戦、クラフト・ナビスコ選手権は6日、米カリフォルニア州ランチョミラージュのミッションヒルズCC(パー72)で最終ラウンドを行い、横峯さくら(22=エプソン)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算3オーバーで日本勢最高の19位に食い込んだ。20位タイまでに入ったことで来年の出場権を獲得。ライフカード・レディース(18日開幕、熊本・熊本空港CC)から再登場する国内ツアーに向け、弾みをつけた。首位からスタートしたロレーナ・オチョア(26=メキシコ)が通算11アンダーでメジャー2勝目、通算20勝目を挙げた。

 横峯が最終日に初めてのアンダーパーをマークし、19位まで順位を上げた。カットラインぎりぎりでの予選通過から、終わってみれば日本勢トップ。横峯は「風が強かったけど、耐えるゴルフができた。自分の中で成長した部分が見えた試合だった」と4日間で初めて満足そうな笑顔を見せた。
 「日本では、ここまで難しいコースはないと思う」というフェアウエーが狭く、ラフが深いメジャーの難コースを相手に、日本での戦い方と考え方を“米ツアー仕様”に切り替えた。ティーショットがラフにいってもミスとは考えず「このコースならしようがない」と許容範囲を広げることで次のプレーに集中した。リラックスした気持ちがスコアにつながった。
 すでに出場権を得ている6月の全米女子オープンに続いて、来年の今大会の出場権も確保。そして日本に舞い戻る。「調子は悪くない。自分のペースで年間4勝を目指して頑張ります」。米ツアーに主戦場を移した宮里や上田とは違う、独自の路線を貫いて横峯も世界に挑み続ける。

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2008年4月8日のニュース