伊達 自ら「若手の壁」になる!

[ 2008年4月8日 06:00 ]

現役復帰を表明した伊達公子

 日本女子テニス界の第一人者のクルム伊達公子(37)が7日、都内で現役復帰会見を開いた。「世界のトップで戦うことは考えていない。若い選手の刺激になるところまで持っていきたい」と決意を語った。きっかけはグラフらと対戦した3月15日のエキシビションマッチ。そこに向けて昨年9月から練習を重ねる中で意欲が芽生えた。

 現在、本名の「クルム伊達公子」で選手登録申請中。まずはツアー下部大会のダブルスに、今月末のカンガルーカップ(29日~5月4日、岐阜)から3週連続で出場する予定だ。コンビを組むのは16歳のホープ、奈良くるみや土居美咲で、若手育成も買って出る。その後はシングルスにも参戦し、11月の全日本選手権を目指していく。11年のブランク、37歳という年齢から、この先は未知数だが「こういう個性的な人間がいてもいいのかなと思う」と明るく話した。

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2008年4月8日のニュース