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岩手の山林火災延焼拡大 200ヘクタールを焼く 建物7棟被害

[ 2026年4月24日 05:30 ]

延焼が続く岩手県大槌町の山林
Photo By 共同

 岩手県大槌町で発生した山林火災は2日目の23日も延焼を続け、約200ヘクタールを焼いた。災害派遣要請を受けた自衛隊も加わり消火活動を行っているが、鎮火の見通しは立っていない。住宅を含む建物7棟の被害を確認。町は23日午後までに1229世帯2588人に避難指示を出した。

 町や県などによると、火災は複数箇所で発生し、延焼面積は少なくとも小鎚地区で約23ヘクタール、吉里吉里地区周辺で約178ヘクタール。住宅に火が迫っている所もあるという。23日も乾燥注意報が出ており、町と県は長期化を懸念している。

 23日は地元と県内からの応援の消防が地上で消火活動を行い、県と自衛隊のヘリコプターも上空から実施した。総務省消防庁は青森、秋田、宮城の各県に対し緊急消防援助隊の出動を要請した。

 町内の小中高は週内の休校を決めた。平野公三町長は記者会見で「北海道・三陸沖後発地震注意情報も発令されており、火災と地震を合わせた形で適切に住民にアナウンスしていきたい」と語った。住宅への被害がこれ以上出ないよう、万全の対応を取るとした。

 岩手県は23日、災害対策本部を設置。町に災害救助法の適用を決めた。避難所の開設費用などを支援する。

 火災は22日午後1時50分ごろ小鎚地区で発生。約2時間半後には約10キロ離れた吉里吉里地区周辺の山林でも起きた。町は22日夜に900世帯1884人に避難指示を出し翌日対象を拡大。避難所では、転倒した60代女性が顎にけがをした。

 鎮火のめどが立たず、住民は不安を募らせた。避難指示が出た安渡地区のパート女性(50)は20日に最大震度5強を観測した地震で岩手県に津波警報が発令されたのに続く避難。「週に2度も大変。体育館の床は硬くて眠れなかった」と疲れをにじませた。

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