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20歳の実行役2人 夫婦殺害容疑で再逮捕「やらなかったら何をされるか分からないと怖くなり受けた」 

[ 2024年5月22日 05:30 ]

若山耀人容疑者
Photo By 共同

 栃木県那須町の河川敷で夫婦の焼損遺体が見つかった事件で、警視庁と栃木県警の合同捜査本部は21日、殺人容疑で、いずれも実行役とみている住所不詳の元俳優若山耀人容疑者(20)と、神奈川県大和市の無職姜光紀容疑者(20)を再逮捕した。姜容疑者は、4月に仲介役の平山綾拳容疑者(25)から夫婦の殺害や遺体の運搬を頼まれ「やらなかったら何をされるか分からないと怖くなり受けた」と供述した。

 死体損壊容疑で逮捕された6人のうち、殺人容疑の再逮捕は平山容疑者と指示役の佐々木光容疑者(28)と合わせ計4人になった。捜査本部は事件を主導した疑いのある関根誠端容疑者(32)ら残る2人も殺人容疑で再逮捕する方針。

 再逮捕容疑は4月15日深夜~16日未明、東京都品川区の空き家のガレージで会社役員宝島龍太郎さん(55)と妻幸子さん(56)の首を絞めるなどして窒息死させた疑い。

 姜容疑者は平山容疑者から夫婦の身体的特徴を伝えられ「ターゲットの50代ぐらいの男女がいる空き家の場所や遺体を栃木で燃やすように言われた」と供述。事件後に若山容疑者分を含め平山容疑者から報酬500万円を受け取ったと話した。

 姜容疑者は「若山容疑者に250万円を渡した」としたが、若山容疑者は「150万円程度しかもらっていない」と説明。ガレージにも「入っていない」と話していた。2人は一時大阪府に逃走し、報酬をクラブでの遊興費などに充てたとみられる。

 捜査関係者によると、2人は現在は黙秘。平山容疑者は姜、若山両容疑者に依頼した理由を「普段からけんかっ早く、怖い物を知らない雰囲気があった」と供述しているという。

 ガレージから高圧洗浄機が押収されていたことも判明した。洗剤を使い血痕を消そうとした形跡があり、捜査本部は証拠隠滅のために洗浄機を使用したとみて調べる。

 姜、若山両容疑者は平山容疑者から借りた車で4月15日深夜に空き家に移動。殺害後に栃木に向かったとみられる。空き家は前田亮容疑者(36)が役員の不動産会社が管理していた。

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