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大分県別府市“大谷グラブ”の市役所展示期間短縮 「さっさと子供たちに使わせて」など批判の声

[ 2024年1月24日 19:07 ]

大谷が寄贈したグラブ
Photo By スポニチ

 大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手(29)が国内の全小学校にニューバランス社製のグラブを3つずつ寄贈したことを受け、大分県別府市がこのグラブを市役所に展示し、市民から批判の声が寄せられていたことが24日にわかった。この日、同市は展示期間を当初の今月29日から短縮し、あす25日までにすることを発表した。

 グラブの寄贈は、大谷が小学校2年生から野球を始めたことから「子どもたちが楽しくキャッチボールを」という思いが込められ、野球振興が目的。野球選手による北海道から沖縄までの全国規模の寄贈は極めて異例で、対象の小学校は国公私立だけでなく、特別支援学校も含まれている。すでに国内で寄贈は始まっており約2万校の全小学校にジュニア用グラブ3個ずつ、計約6万個が贈られる予定。左利き用も含めて3個ずつというきめ細やかさも大きな注目を集めた。

 別府市の長野恭紘市長は自身のフェイスブックで、17日に「キター!!」と大谷のグラブ到着を報告。さらに「私が観るだけではもったいない!という事で、市役所正面入口に当面飾ります!」と投稿していた。

 これに対し「飾らないで、さっさと子供たちに使わせてやってくださいよ」「展示ケースに入れて大人達に見てもらいたいという思いは1ミリも大谷選手にはないはず。趣旨の取り違えが甚だしい」「失望した」などと批判が相次いだ。

 市長は「私の言葉足らずでしたね。私が見るだけではもったいない、というのは私なりに投稿をユニークにしたかっただけなのですが、真意を長くなりますが丁寧に説明しますね」として投稿に追記。

 「大谷さんの子供達への影響力、社会的影響は野球に関わる人以外にも絶大なものがあります。このグラブ寄贈のニュースも、あまりに影響が大きく、野球をしている人以外にも是非見てみたい!と思う市民の方々からお声をいただきました」と市民からの声を反映しようとしたと説明。

 「私も野球人なので理解しているつもりですが、野球で素晴らしい人生を送っている大谷さんが望んでいるのは、今野球と全く関わりがない子どもたちにも野球に興味を持ってもらい、自身のように素晴らしい人生が送れる小さなきっかけをつくること、また野球の裾野を広げることかなと思っています。各学校がどの様な取り扱いをするか、それは様々だと思いますが、今現在全く野球に触れていない子どもたちが、飾ってあるなら見に行こうと、親やじいじ、ばあば達と行ってくれたらなと想像しました。それと、大谷さんの気持ちは勿論大切ですが、大谷さんも想像できないくらい、日本人にとって大谷さんの活躍の話題は少年少女のみならず日本人全員の勇気や希望になっています。年始から暗い気持ちになっている、この時だからこそ、できる限り市民の皆さんにも見てもらい、少しの勇気や元気にしてもらいたいなと思います」と真意をつづった。

 さらに「付け加えると、これは学校を統括する教育委員会の意見でもあります。私が一方的に申し上げた訳ではなく、教育委員会の意見に賛同したいと思います。表現が悪く誤解させてしまい申し訳ありません」と謝罪していた。

 この日の定例会見では、長野市長は「近いうちに小学校に送る予定だったが、前段階として市民や子どもに喜んでほしかった」と説明した。26日に各校に配布する方針という。

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