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鈴木エイト氏 「招待制」入場制限の旧統一教会会見採点「ジャニーズの会見の方がマシ」

[ 2023年11月8日 04:55 ]

 10月に行われた旧ジャニーズ事務所(現SMILE―UP.)の会見で特定の記者を指名しない「NGリスト」が発覚したことで記者会見の在り方が注目される中、この日の旧統一教会の会見は「招待制」と称する入場制限がかかった。

 旧統一教会問題を長年取材してきたジャーナリストの鈴木エイト氏も入場を断られた一人。「メディアを選別しているのは明らか」と糾弾した。旧ジャニーズの会見で鈴木氏はNGリストに掲載されたが「入ることができただけ、ジャニーズの会見の方がマシでした」と“2大会見”を評した。

 都内の教団本部で開かれた会見は、事前に招待メールを受けた大手新聞、テレビ各社のみ約60人が出席。予定時間は1時間。質問は1人1問までとされた。

 鈴木氏は「旧ジャニーズの会見で話題になった、回答にさらに質問する“更問い”禁止というような悪いところだけはマネしていた」とバッサリ。「結局、1人1問を超えて質問があり、それに田中会長がだらだらと持論を展開する効率の悪い会見。司会者は田中会長の発言を止めることもしないし、全く機能していなかった」と指摘した。

 旧統一教会側は入場制限したことについて、外部会場が使えなかったことを理由に挙げた。田中会長は、前回会見会場に入ることができなかったマスコミが苦情を申し立てたことを「暴動」と表現し、そのため会場を借りることができなかったと説明。鈴木氏は「(教団は)全てが人のせいだ」と批判した。

 会見内容についても「本気で改革するならば外部の第三者委員会を設置することなどもできるが、それもしない。会見の意味があるのか」と疑問を呈し「教団の自己弁護と正当性のアピールを聞かされ続けただけ」との見方を示した。その上で、会見に点数をつけるなら「旧統一教会が100点中10点、旧ジャニーズが30点といったところでしょう」とそれぞれに厳しい評価を下した。


 ≪被害者の会怒り「財産隠し加速」≫ 立憲民主党など野党のヒアリングに参加した被害者らは「財産保全法の成立を阻止し、財産隠しを加速させる目的がうかがわれ、怒りを禁じ得ない」と批判した。母親が1億円以上の献金をしたという60代女性は「潜在的な被害額は桁違いに大きいと言われている。100億円以上は出さないと言っているのと同じで、その他の資産は国外などに隠すつもりと受け取らざるを得ない」と指摘した。

 文化庁の担当者は一般論とした上で「解散命令請求をしている団体からの求めで(供託の)新しい制度を作るという発想はない」とし、教団は現行制度の中で被害者救済を検討すべきだとの認識を示した。

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