居酒屋チェーン「養老乃瀧」、女性への「おやじの相手をしてあげて」張り紙を謝罪「配慮が足りなかった」
居酒屋チェーンを展開する「養老乃瀧」が、24日までに公式サイトを更新。店内トイレに掲載された表示物に関し、不適切だったとして謝罪し、撤去したことを報告した。
問題となったのは、店を利用した女性ユーザーがツイッターに投稿した、トイレ内に貼られていた掲示物。「おやじが喜ぶお店にご来店いただきありがとうございます」と書かれたメッセージには、「女性が来てくれるなんてとっても嬉しいです！！そんなあなたの為におやじが喜ぶお店でも女性がほっと一息付ける空間をご用意しました。ここだけはお一人の時間を大切に過ごしてほしいのです！！また、わいわいガヤガやおやじの相手をしてあげてください」などと記されていた。
女性は「そういうつもりで入ったわけでもないのに、女ってだけで男の相手するの求められるのもうんざりするのに、それをまさか店側が言うんだ？って驚き通り越して呆れた」と投稿。またたくまに拡散され、「私もひとり酒好きで普通に赤ちょうちんのお店も行きますが、ひとりで静かに酒を味わいに言ってるのになんで誰かとお話しなくてはならないのか…」「女性客を無料コンパニオンにしようとしてる店こわ」「どういうこと？」などと物議をかもしていた。
このツイートに対し、同店は公式ツイッターを通じて「養老乃瀧広報担当でございます。弊社直営一店舗にて、今回の表示がなされておりました。我々の認識が甘く、皆様には大変不快な思いをさせてしまい誠に申し訳ございませんでした。掲示物については店舗より撤去いたしました。以後十分に注意して参ります。この度は誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
さらに、公式サイトにも「店内表示物に関するお詫びとお知らせ」と題するお知らせを掲載。「弊社、直営の1店舗の女性トイレに掲示されておりました表示物に関して、配慮がたりなかったため、撤去をさせていただきました。多くの方々のお気を害すことになりましたこと、誠に申し訳ございませんでした。深くお詫び申し上げます」と謝罪。「今後私たちは、同様の問題を二度と起こさぬよう、コンプライアンスを重視し、お客様の信頼回復に向け取り組んで参りますことをお約束いたします」と呼びかけた。
