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日本維新の会代表選 3氏が候補届け出 結党以来初、27日選出へ

[ 2022年8月14日 11:42 ]

 日本維新の会の松井一郎代表の後継を決める代表選が14日告示され、足立康史国会議員団政調会長(56)、馬場伸幸共同代表(57)、梅村みずほ参院議員(43)の3氏が立候補を届け出た。27日の臨時党大会で新代表を選出する。維新が目標に掲げる「全国政党化」への方策や、今後の党運営の在り方が焦点。代表選は前身の「おおさか維新の会」を含めて初めて。

 松井氏や藤田文武幹事長ら党幹部の支援を受ける馬場氏が、国会議員や地方議員ら推薦人の数でも他候補を圧倒しているとみられ、優位に戦いを進めるとの見方が強い。

 足立氏は届け出後の記者会見で「大阪での身を切る改革を国政でも実行していく」と述べた。梅村氏は会見で「野党第1党の背中が見えてきた今が勝負だ。その先頭に立ちたい」と意気込みを語った。

 代表選は国会議員、地方議員、首長ら特別党員(約600人)と、2020年、21年の党費を納めた一般党員(約2万人)にそれぞれ1票与えられる。1票の重みに格差を設けず、最多得票者が新代表に就く。14日午後に大阪市内で合同演説会を開く他、27日までにオンライン討論会も複数回実施する。

 大阪市長の松井氏は、20年11月に看板政策の「大阪都構想」が住民投票で再否決されたことを受け、23年4月の市長任期満了をもって政界を引退すると表明した。今年7月の参院選で改選議席を倍増させたが「次の代表に引き継ぐ」として辞任を決めた。(共同)

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2022年8月14日のニュース