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“宇宙人歓迎!”大分県の観光を宇宙で盛り上げる 宇宙人向けの商品を発表

[ 2021年12月1日 09:33 ]

 大分県に10月、「宇宙人観光推進委員会」が発足した。昨年大分空港がアジア初の宇宙空港に選出されたのを機に、宇宙で県の観光を盛り上げることが目的。プロジェクトの第1弾として県内30の加盟店が宇宙人向けの商品をきょう1日にSNSで発表する。プロジェクトの発起人、田浦大会長(29)に話を聞いた。

 
 「食べたら地球人になる煩悩まんじゅう」など、きょう1日に大分県内の加盟30店舗がSNSで公開する宇宙人向け商品はとてもユニークだ。会長の田浦さんは「大分県を宇宙人観光の街にしたい」と意気込んでいる。

 “おんせん県”として親しまれている大分県だが、昨年4月に大分空港がアジアで初の宇宙空港に選ばれたことがきっかけとなり、「宇宙」というジャンルも注目されるようになった。田浦さんは今年6月に宇宙人に向けた地球の土産店「ARK(アーク)」をオープン。10月には宇宙人観光の振興、活性化などを目的とする「宇宙人観光推進委員会」を発足させた。加盟店には宇宙人を歓迎するステッカーを配布し、「実際に宇宙人に会うとかなりびっくりすると思うので、心構えをしておくこと」「相手のコミュニケーション方法がわからない場合は、大人の人に相談する」など6つの宇宙人対応マニュアルも制作した。

 商品のひとつ「煩悩まんじゅう」は、大分県で創業70年の和菓子店「おまんじゅうななせ」が製造した。煩悩は人間ならでは心の動き。田浦さんは「まんじゅうに煩悩が詰まっていて、宇宙人が食べると誰でも地球人になれる」と製造者の意図を説明。ほか「ETの自転車」や「小さな宇宙人のために改造したシルバニアファミリーのゲストハウス」などがあり、大分大学碇研究室の「地球を乗っ取れる経営学」などとバラエティー豊かだ。

 今後の目標は「UFOは駐車禁止」「地球人連れ去ったらいけません」など、大分県で宇宙人向けの条例をつくることだ。2万人の署名が必要で、田浦さんは「ムーブメントを起こせるようにしたい」と話した。

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2021年12月1日のニュース