×

【Animal ZOOm UP】長~い手で伸び伸びお散歩 鳴き声自慢のフクロテナガザル

[ 2020年5月9日 06:30 ]

 愛くるしい動物たちはコロナ禍で疲れた人々の心を癒やしてくれます。動物園や水族館の動物たちを紹介する「Animal ZOOm UP」。今回は「千葉市動物公園」のフクロテナガザルです。

 長い手をダイナミックに動かして移動するのは、千葉市動物公園で飼育されるフクロテナガザルです。大きな喉袋を膨らませ、2、3キロ先まで聞こえるような声で鳴きます。来園者が多いといつも以上に張り切って声を響かせるそう。休園が終わり、再び自慢の鳴き声を披露する時を、首と腕を長くして待っています。(写真と文・小海途 良幹)

 ◆フクロテナガザル 霊長目テナガザル科。マレー半島やスマトラ島の山地の森林地帯に棲息する。体長は75センチから95センチ前後で、体重は8キロから13キロほど。樹上生活のため、めったに地上に下りず、長い腕を使い枝から枝へ素早く移動できる。大きく膨らむ喉袋も特徴で、これにより大きな声で吠えたり、合唱したりすることで、個体間のコミュニケーションを取っているとされる。

 ▼取材協力・千葉市動物公園 1985年開園。可愛らしい立ち姿でお茶の間の人気者となった風太くんがいる「レッサーパンダ舎」のある小動物ゾーンをはじめ、ゾウやキリン、ライオンのいる草原ゾーン、ペンギンやアシカのいる鳥類、水系ゾーンなど7つのエリアに分かれている。現在は休園中で、期間は緊急事態宣言が解除されるまで。アクセスは「千葉都市モノレール」の動物公園駅から徒歩1分。

 ※本記事の動画は「スポニチチャンネル」(https://www.youtube.com/channel/UCCDmd01WsuFBF8n3yMjHQ1A)で本日正午頃、公開予定。

続きを表示

2020年5月9日のニュース