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伊東純也 勝手知ったる欧州挑戦の地で応援してくれたサポーターに恩返し 12日トルコ戦

[ 2023年9月12日 04:30 ]

ドイツ戦の前半、シュートを放つ伊東(撮影・小海途 良幹)
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 世界ランク20位の日本代表は12日、セゲカ・アレーナ(ベルギー)で世界ランク41位のトルコ代表と親善試合を行う。19年から約4年間、同スタジアムを本拠地とするゲンクで活躍したFW伊東純也(30=スタッド・ランス)は凱旋試合での出場を熱望。伊東が決めた試合はいずれも勝利するなど、1勝1敗と五分のトルコに対し稲妻ジュンヤの一発で02年W杯日韓大会で敗れたリベンジを果たす。

 伊東が久しぶりに古巣のピッチを訪れる。すでにゲンクの関係者には代表メンバーとして行くことを伝えているといい「ゲンクサポーターも来てくれると思う」と再会を熱望した。

 11日には前日練習を行い、改装されたロッカールームも体験。「シャワーなど、この1年で変わりました。久しぶりに帰ってきて、懐かしいと感じますし、何人かスタッフも喜んでくれた」と笑顔を見せた。

 初の欧州挑戦の地がゲンクだった。19年柏から期限付き移籍すると瞬く間に本領を発揮。初年度から14試合で3得点2アシストで8季ぶりのリーグ優勝に貢献した。「欧州で海外に初めて来たときに、このクラブでいろいろな経験をしたし、お世話にもなった。欧州CLにも出たし、リーグ優勝もしてという、いろいろな思い入れがあるクラブ」と振り返る。

 圧巻は21―22年シーズン。49試合で8得点21アシストでベルギーリーグのアシスト王に輝くなど、ゲンクのサポーターに強烈なインパクトを残した。「(ドイツ戦から)中2日なのでどれだけ出るか分からないが、自分の良さをゲンクの人に見せたい」と出場を志願している。

 伊東が決めれば負けない不敗神話も継続中だ。18年のコスタリカ戦での初ゴールを皮切りに、ここまで10戦で11得点。21年6月のセルビア戦では伊東の値千金弾で欧州勢にも勝利した。

 日本代表が同スタジアムで試合を行うのは、ザッケローニ監督時代にオランダと対戦して2―2で引き分けた2013年以来、10年ぶりの試合となる。ゲンクで日の丸を背負って戦う姿を見せるのは伊東にとってももちろん初めて。「一番は目に見える結果。ゴールに絡んで成長したところを見せたい」とアピールを誓った。

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