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藤本淳吾氏が引退会見 横浜のスクールコーチ就任「キックが上手い選手を育てていければ」

[ 2023年1月12日 17:44 ]

藤本淳吾氏(右)と日大藤沢高進学が決まっている長男の歩優(あるま)くん
Photo By スポニチ

 昨季限りで17年間の現役生活に終わりを告げた元日本代表MF藤本淳吾氏(38)が12日、都内で引退会見を行った。この日も会見に駆けつけた長男と長女には、40歳まで現役を続けると話していたようで、引退を報告した際には「何で辞めるの?と突っ込まれた」というが、「17年間、いろんなチームに行かせてもらえて、いい勉強になったことがたくさんあった。自分らしいサッカー人生を送れることができたと思いますし、家族に支えてここまでやれたのかなと思います」と周囲の感謝への気持ちを述べた。

 印象に残ったエピソードには、「パッと浮かんだ」と、桐光学園の先輩で、横浜でも一緒にプレーした現横浜FCコーチの元日本代表MF中村俊輔氏(44)との思い出を口に。俊輔氏の現役ラストゲームとなったアウェー熊本戦と同じ日に、同じスパイクを履いてFKを決めたことを挙げ、「同じスパイクを履いてて良かったと思った」と笑顔で振り返った。

 清水では元日本代表MF小野伸二、名古屋では同DF闘莉王氏、同GK楢崎正剛氏、G大阪では元同MF遠藤保仁(現J2磐田)らとも一緒にプレーし、「いいメンバーと本当にサッカーできて、誇りに思います」と話した。

 今後は指導者の道に進むことを決断。この日、古巣・横浜のスクルーコーチに就任が発表された。左利きでFKの名手としても鳴らした藤本氏は「キックが上手い選手を育てていければ」などと今後の意気込みを語った。

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2023年1月12日のニュース