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稲本の確信…川崎F移籍は正解だった

[ 2010年1月24日 06:00 ]

宮崎合宿でボールを使ったトレーニングをこなす稲本潤一

 レンヌから川崎Fに完全移籍した日本代表MF稲本潤一(30)が23日、W杯メンバーへの生き残りを誓った。25日から始まる日本代表合宿を前に「まだ(本大会の)メンバーも決まっているわけではないし、レギュラーも決まっていない。何かを残せるようにしたい。メンバーに残ること、レギュラーになることを考えてやりたい」と3大会連続のW杯出場へ意欲をみなぎらせた。

 24日までは川崎Fの宮崎合宿に参加。厳しいフィジカルトレーニングをこなし、チームメートのコミュニケーションを取っている。チーム内では「イナ」と呼ばれるようになり、チームメートの名前も覚えた。「“イナ”って呼んでもいいやろうっていうキャラクターになってきたのかな」と笑顔。高畠監督との個人面談でチームのスタイルを確認し「自分もチームも生きてくる。あらためてベストなチョイスをしたと思っている」と移籍の決断が間違いなかったことを確信した。

 欧州で8年半過ごしたため、1年のスタートの日本代表合宿に参加するのは久々。「最初から参加できるのでアピールする時間はある。いいコンディションでどれだけ戦術を理解するかが大事」と話した。02年W杯日韓大会で2得点するなど今回の代表選手の中でも、実績は文句なしのNo・1。2月2日のベネズエラ戦(九石ド)後にメンバーを絞って同6日開幕の東アジア選手権(都内)に臨むため「まずは(東アジア選手権に)残ることですね」と競争に挑む。

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2010年1月24日のニュース