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【第5回】バンクーバー市民が今、一番ほしいもの、それは…

[ 2010年2月9日 06:00 ]

 ≪シーン1≫

 バンクーバー中心地から車で40分あまり、サイプレスマウンテンのモーグル会場へのバス。運転手のおばちゃんが、いきなり奇声をあげる。「見て見て、小雪よ~。これが雪になったら!!今、私たちが一番欲しいものなのよ~」―――。どこからどうみても、みぞれですよ…。
 ≪シーン2≫
 スポニチのプライベートオフィスのある、メーンプレスセンター。セキュリティのおにいちゃんが声を掛けてくる。
 おにいちゃん「きょうはどこから帰ってきたんだ?」
 記者「モーグル会場のサイプレスマウンテンだよ」
 おにいちゃん「そうか!!で、どうだった?」
 記者「どうだったって、何が?」
 おにいちゃん「天気とか気温に決まってるだろ!!」
 記者「街中よりは寒かったよ。小雨だったけど…。まあ、昨日よりは良くなったんじゃない?」
 おにいちゃん「Oh!!そうかそうか、そりゃいいニュースだ!!」
 公園では桜が咲いたニュースまで駆けめぐった、バンクーバー。東京より暖かい気温に小躍りしたのは一瞬で、関係者の思いに触れると喜んでいられなくなる。そういえば「天気は自在」って胸を張ったのは、どこの五輪だったっけ?2年前の夏?お~い、みなさん、何とか“手助け”してやってくれませんか~?(首藤 昌史)

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2010年2月9日のニュース