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ロゲ会長…ロシア選手のドーピング違反多数摘発を懸念

[ 2010年2月9日 10:57 ]

バンクーバーで記者会見するIOCのロゲ会長

 国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は8日、バンクーバーで記者会見し、バンクーバー冬季五輪について「組織委員会から自信にあふれる前向きな最終報告を受けた。開催準備は整ったと確信する」と述べた。フリースタイルスキーなどの会場、サイプレスマウンテンで雪不足が心配されることについても「競技への影響はない。代替案を考えていない」と述べ、組織委の対応策を全面的に信頼した。

 一方で、次回ソチ五輪を開催するロシアのバイアスロン、スキー距離などの選手がドーピング違反で多数摘発されている状況には強い懸念を表明。「数の多さに当惑している。メドベージェフ大統領にも対策を要請した」と、関係各方面に働き掛けていることを明らかにした。(共同)

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2010年2月9日のニュース