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国母“メダル!メダル!”じゃなく無欲で挑む五輪

[ 2010年2月9日 19:46 ]

バンクーバーへの出発を前に笑顔を見せるスノーボード・ハーフパイプの青野令(左)と国母和宏

 バンクーバー冬季五輪でメダルの期待が懸かるスノーボードのハーフパイプ(HP)男子代表、国母和宏(東海大)らが9日、成田空港から現地に向けて出発した。

 国母は同五輪の前哨戦となった1月の冬季Xゲームで3位に入るなど好調を持続。「体はよく動いている。前回(トリノ)はメダルが欲しいと思っていたが、今回は自分の滑りをすることしか考えていない」と、2度目の五輪は無欲で挑むことを強調した。
 昨季の世界選手権を制した男子の青野令(松山大)は初の五輪出場。「わくわくしている。高く跳ぶ自分の滑りをした上で、結果もついてきたらいい」と大舞台に胸を躍らせた。
 山岡聡子(アネックス)ら3人の女子代表も出発した。

 ▼村上大輔の話 バンクーバーには妻と1歳になった娘も来るので、最高のパフォーマンスを見せたい。自分の持ち味は高さなので、そこで勝負したい。
 ▼岡田良菜の話 初の五輪でどきどきしている。山岡選手と2人で「オリンピック」をテーマに赤色と金色のデザインでネイルもやった。気持ちも入ってきている。

 ▼山岡聡子の話 この4年間でやってきたことを信じ、悔いの残らない滑りをしてメダルが取れたらいい。技術は仕上がっているので、現地でうまく調整したい。
 ▼中島志保の話 トリノは出るだけで精いっぱいだったが、今回は何ができるかを考えてやってきた。ダイナミックな滑りと高さが持ち味なので、それを出したい。

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2010年2月9日のニュース