藤井正弘の血統トピック

孝行娘の出現でロサードの種牡馬復帰を呼ぶ!?

[ 2013年1月16日 06:00 ]

 7年ぶりの降雪中止となった14日の中山競馬。雨予報を信じて開催に踏み切った主催者は責められないし、気象庁としても今回の“集中豪雪”は全くの想定外だったようだが、一般的には休日ということで“予想”の方も守りに入っていた可能性はないだろうか。アテにならない物の代名詞の片割れを長年、提供している身としては、やぶ蛇を恐れつつ深読みしてみた。

 空模様だけでなく、前節の中山はあらゆる面で大荒れだった。極め付きは12日のフェアリーS。単勝10番人気のクラウンロゼが逃げ切り、2着に5番人気ウキヨノカゼが食い込んで馬単10万9860円となったわけだが、配当もさることながら前者の父ロサード、後者の父オンファイアという父馬の組み合わせもまた、重賞レベルではめったに遭遇できない“大波乱”だった。 

 ちなみに、勝ったクラウンロゼは父のロサードにとって、6世代目にして初の重賞出走馬でもあった。現役時はオールカマーなど重賞5勝を挙げたロサードだが、G1ウイナーでもサブに回るほどのサンデーサイレンス後継種牡馬群の中にあってはマイナーの域を出ず、産駒数は05年生まれの初年度から16→17→6→10→2→3と推移して過去2年はゼロ。クラウンロゼら3頭の3歳が現在のところ最終世代となっている。それでも種牡馬登録は今なお継続中で、けい養先のビッグレッドファーム・フェイスブックページには早速、元気な姿がアップされていた。孝行娘の出現で今年は4年ぶりの“現役復帰”があるかもしれない。(サラブレッド血統センター)

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