【オークス】スターアニス“2冠リハ”完了! 軸ブレず坂路で奇麗な加速ラップ

[ 2026年5月21日 05:20 ]

坂路を単走で追い切るスターアニス(撮影・中辻 颯太)
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 牝馬クラシック第2弾「第87回オークス」(24日、東京)の最終追い切りが20日、東西トレセンで行われた。史上18頭目の牝馬クラシック2冠が懸かる桜花賞馬スターアニスは坂路で奇麗な加速ラップを刻み、充実ぶりをアピール。3歳世代の絶対女王が距離の壁を克服し、G1・3連勝を狙う。同レースは21日、出走馬と枠順が決定する。

 高野流の最終リハで2冠獲りに挑む。桜花賞馬スターアニスは馬が少ない時間帯の坂路で2本乗り。あまり時計は求めず、心身のバランスを最優先。軸がブレない奇麗な走りで馬場の真ん中を駆け上がっていく。ラスト2F(400メートル)は馬なりのまま、13秒3→12秒0の加速ラップを刻んだ(全体4Fは56秒0)。高野師は「1週前(坂路4F57秒5~1F11秒9)と同じ目的で最初の1F、2F目をリラックスさせて。その通りの追い切りができた。間隔を空けて使った桜花賞よりコンディションはいいと思っている」と明るい表情で切り出した。

 2歳女王に輝いた昨年12月の阪神JFから直行で挑んだ前走の桜花賞は、ゲート内で暴れた他馬の影響で発走が遅れたが「ジョッキー(松山)や担当者に聞くと、あれでより落ち着いたと。メンタルの強さが出たと思います」と明かす。中団から直線は馬なりで先頭に立つと、そのまま後続を2馬身半ちぎった。「思っている以上にいいパフォーマンスで強かった。成長期で少し骨格も大きくなったし、間隔が空いてフレッシュな割にメンタルもドッシリ。そのあたりが成長していると思った」と振り返る。

 母エピセアロームはスプリント重賞2勝。血統背景から不安視されているのが未経験の芝2400メートルで、指揮官も「正直、やってみないと分からない」と本音を漏らす。それでも「桜花賞の勝ち馬なので、日本競馬の歴史からオークスを目指すのは自然な流れ」。追い切り日以外の調教ではCWコースで長めに負荷をかけ、スタミナを強化。距離に対応できる下地はつくってきた。厩舎は過去オークスに4頭を送り込み、22年スタニングローズ2着を含め【0・1・2・1】と相性もいい。「頑張ってくれるという希望的観測は持っている。僕はやれると信じています」と期待を膨らませる。

 23年リバティアイランド以来、史上18頭目の牝馬クラシック2冠が懸かる。これまで高野師はJRA・G1・12勝のうち、牝馬で8勝。15年ジャパンC覇者ショウナンパンドラ、21年大阪杯を制したレイパパレなど数多くの名牝を育ててきた。そのトレーナーが「セールスポイントはG1・2つを勝ち抜いている絶対的な能力」と、ほれ込む逸材。距離の壁を乗り越え、世代最強を証明する。

 《桜花賞上がり3F最速Vは…》桜花賞が外回り開催となった07年以降、桜花賞馬はオークスに16頭が参戦し【7・2・1・6】の成績。そのうち桜花賞を上がり3F最速のタイムで制した馬は【5・1・0・0】とほぼパーフェクト、唯一2着に敗れた14年ハープスターも首差の惜敗だった。今年の桜花賞を上がり3F最速タイの33秒7で差し切ったスターアニスも、勝ちっぷりから2冠獲りを期待できる。

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