【天皇賞・春】(7)クロワデュノール 欠点なき優等生 重馬場も海外重賞制し心配無用

[ 2026年5月2日 05:25 ]

クロワデュノール

 土曜付のG1予想企画「展開王」は、数多くある予想ファクターの中から展開面にスポットを当てて勝ち馬をあぶり出す。最強ステイヤーを決する伝統のG1「第173回天皇賞・春」は東京本社・菊地一が担当する。淀の長丁場を制するために必要不可欠な「折り合い」「先行力」を兼備したクロワデュノールに◎。2走前の内容から「スタミナ」にも不安なしと分析した。

 展開予想の前に、まずコースレイアウトをインプットしよう。ポイントは2つ。

 (1)スタートからコーナーまでの距離
 (2)3~4角のアップダウン

 (1)は約400メートルと距離があるため、先行争いが激しくなりにくい特徴を持つ。そしてレース中に2度訪れる(2)は、3角にかけての上り坂と4角にかけての下り坂。上り坂でいかに体力の消耗を抑え、下り坂でどれだけスムーズに折り合えるかが重要になる。

 過去10年のうち、京都で開催された8年では4角5番手以内が6勝を挙げている。淀の長丁場を制するためには「折り合い」「スタミナ」に加え、「先行力」が必要ということだ。

 逃げるのは(13)ミステリーウェイ。前走はハナを奪えなかったが、初角までの距離が約200メートルと短い中山芝2500メートルだったことが理由。当舞台ではハナを取り切れるだろう。同馬はスロー~平均ペースでの逃げが持ち味で、極端な差し決着は生まないタイプ。先行有利の傾向を素直に信頼して良さそうだ。

 本命はクロワデュノールだ。国内7戦全てで4角5番手以内と「先行力」は折り紙付き。超スローで2分11秒台の決着になった仏プランスドランジュ賞(芝2000メートル)でもスムーズに4番手で流れに乗ったことから「折り合い」の不安もない。唯一の懸念材料は「スタミナ」だが、2走前の内容から初の3200メートルもこなせると判断する。

 その2走前ジャパンCは海外遠征帰りで、やや急ピッチの仕上げ。決して万全の状態ではなかったが、1000メートル通過57秒6で差し有利の展開を4角5番手から粘って4着。ここで見せた持続力は相当なもので、豊富なスタミナを証明するには十分過ぎる内容だった。

 金曜に雨が降った京都競馬場。日曜も不安定な空模様で、馬場が渋る可能性もある。だが、重馬場のパリロンシャン競馬場で重賞を制したクロワデュノールには心配無用。欠点なき優等生が初の長距離戦も難なく制する。

「2026 天皇賞(春)」特集記事

「京王杯SC」特集記事

ギャンブルの2026年5月2日のニュース