【宮島ボート PG1マスターズチャンピオン】3カドから差した白井英治が新名人に

[ 2026年4月26日 19:14 ]

優勝した白井英治はファンに手を振る
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 新名人誕生――。ボートレース宮島のプレミアムG1「第27回マスターズチャンピオン」は26日の最終日12R、雨が降る中で優勝戦が行われ、白井英治(49=山口)が枠なりの3カドから差して1着。前節の桐生70周年に続くG1制覇を飾り、当大会では初優勝となった(宮島は10年6月8日の一般戦以来6V)。2着に杉山正樹、3着に石渡鉄兵が入り、3連単は1万5000円超の高配フィナーレとなった。

 前検日のドリーム戦インタビューから「獲ってみたい」と意欲を隠さなかったタイトル制覇が、ついにかなった。表彰式でファンを前にして白井が「大変、幸せです。みんな、ありがとう!」と喜びを爆発させたのも無理はない。

 そこにたどり着くまでには、少なからず葛藤があった。準優で池田浩二を沈めた3カド再現なのか…。ファンも注目した。最終日10R発売中の特訓では2回ともスローだったが、結果的にはカドをチョイス。スタート展示でボートを引っ張った瞬間、場内はどよめいた。

 「雨で起こしが鈍かったからダッシュで行こうと。3コースのカドを取ってから、ある程度覚悟はできていました。覚悟を決めるまで時間は必要だったけど」

 腹はくくった。あとはレースに集中するのみ。コンマ02のトップSを放つと、握るのではなく「寄せるだけ寄せて、体が勝手に反応した」と振り返るように石渡の懐へ。「今日の足であれば届くだろうと思った」と日増しに力強くなったパートナー51号機に支えられてVロードを進んだ。

 「デビューしてから稼いできた選手の集まりで、憧れ」という並み居る強豪を撃破して師匠・今村豊さんも君臨した名人の仲間入りを果たした。「多分驚いているでしょうね」と言い「僕からは(電話を)かけずに待とうと思います」とおどけてみせた。

 この優勝で今年の獲得賞金が5500万円を超え、ランクは2位に浮上。前節の桐生に続くG1優勝と絶好調モードの真っただ中にいて「プロペラもいい方向に行っているんで、自信を持って走れれば」と調整にも一切の迷いがない。

 さらには「賞金王を獲って意気込みが消えたけど、少しずつ自分の中で気分が高まっています」とモチベーションも上がっている。デビュー初1着を挙げるなどの活躍により「大好きです」と公言する宮島で新たな勲章を手にしたホワイトシャークが、年末に向けて加速していく。(石丸 秀典)

 ◇白井 英治(しらい・えいじ)1976年(昭51)10月15日、山口県出身の49歳。山口支部の80期生として97年5月に下関でデビュー。99年1月の蒲郡で初優勝。通算成貴は6389戦2347勝333優出124V(うちSGは22年のグランプリなど4V、G1は15V)。同期に平田忠則、香川素子、重成一人ら。1メートル73。血液型O。

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