【浜松オート SG全日本選抜】青山周平が黒川京介をかわして連覇 最後は腹をくくってスタート決めた

[ 2026年2月23日 17:52 ]

賞金ボードを手に会心のポーズを決める青山周平
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 浜松オートのSG「第39回全日本選抜オートレース」は最終日を迎え、12Rで優勝戦が行われた。3枠から発進した青山周平(41=伊勢崎)が前を行った黒川京介を2周目バックでパス。そのまま最後まで押し切った。青山は昨年に続くこの大会連覇で3勝目。SGは通算20回目の制覇で高橋貢の「21」にあと1つと迫った。

 これができる人は今のオートレース界でこの人しかいない。2周目バック。スタートを決めて前を行った黒川を青山がインからかわしてみせた。黒川に抵抗をさせず、そのままスピードを落とすことなく前へ。美しさすらを感じる先頭奪取劇だった。

 妥協のない姿勢がVを呼んだ。今節は初日が3着。スタートが決まらず、浜松の新しい走路にも苦しんだ。

 ここで青山の人間力が発揮された。信頼を置く選手に相談して解決法を探った。アドバイスに従って下周りを丹念に整備。最後はクランクを替えて勝負に出た。

 ただ、スタートへの不安は最後まで解消できなかった。これは自分の問題。腹をくくった。「空回りしてもいい。目いっぱい行こう」。黒川、鈴木圭一郎に先んじるにはこれしかない。安全策に走りたくなる気持ちを消し、思い切って切った。

 黒川には1角こそ前に出られたが、下周りを徹底整備したかいあって2周目で先頭に立つことができた。卓越した技術と強いハート、2つの重要要素がかみ合い、連覇をつかみ取った。

 期するものがあった。レース前、金子大輔(45)と話した。「この優勝戦、40代は2人だけ。でも頑張ろう」。黒川が27歳、佐藤励が25歳。若い世代の台頭は著しい。だが、世代交代など許す気はない。「まだまだ若い人には負けませんよ」と力強く言った。

 そしてファンにこう伝えた。「今日は長女の誕生日。花を添えることができてよかった」。妻と3人の子を愛する青山。過酷な戦いの場で踏ん張り続けられるのは家族の後押しのおかげ。改めてそのことを確信した青山。ファンに向かって笑顔で手を振り続けた。 

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