日本も学ぶべき点が多い香港競馬の躍進 香港国際競走は地元勢4戦3勝
Photo By 提供写真
日々トレセンや競馬場など現場で取材を続ける記者がテーマを考え、自由に書く東西リレーコラム「書く書くしかじか」は美浦取材班の高木翔平(35)が担当する。昨年12月14日に行われた香港国際競走は、地元・香港勢が前年に続き4戦3勝。7頭が遠征した日本馬は3年連続勝利なしに終わった。現地出張で見た香港競馬の調教から感じたことをつづった。
昨年末に行われた香港国際競走の主役たちは今回も地元・香港勢だった。スプリントのカーインライジング、マイルのヴォイッジバブルは連覇、カップのロマンチックウォリアーは4連覇。日本勢は7頭が挑んだが、ソウルラッシュ(マイル)とベラジオオペラ(カップ)の2着が最高。22年ウインマリリンの香港ヴァーズ制覇以降のレースでは、日本馬延べ41頭が高い壁にはね返されている。
カーインライジングは昨年10月に世界最高峰のレースの一つに数えられる豪G1ジ・エベレストを制覇。また、ロマンチックウォリアーは日本、オーストラリアのG1を制し、昨春もダートのサウジC、続くドバイターフで2着に好走。先日の香港C4連覇で通算獲得賞金は衝撃の約48億8000万円となった。香港馬には過去にもサイレントウィットネスなどの超一流馬はいたが、特に近年は海外でもその強さが際立っている。出張した現地での調教風景で感じたことがあった。
日本馬は国内と同じように水、木曜に追い切ったのに対し、カーイン、ロマンチックは火曜にハードな調教。カーインライジングを管理するヘイズ師は「今日が火曜日だから強い走りをさせているわけではなく、あくまで馬の体調を見極めながらメニューを決めている」と教えてくれた。前述2頭が前哨戦の前に最も速い時計を出したのは月、木曜とバラバラ。われわれはどうしても「最終追いはいつか?」という見方をしてしまうが、香港ではそういった意識は薄かった。
普段はシャティン競馬場の芝コースとオールウェザーコースで調整を行う香港馬。日本のトレセンのような坂路やWコースはない。田中博師は「正直、普段からこの硬い馬場で馬を仕上げているのは少し信じられない。かなりハイレベルな技術力を感じる」と舌を巻いた。調教師の移籍が一般的な香港。ドイツやオーストラリアのトップトレーナーの移籍も珍しくなく、“技術交流”が盛んに行われている。限られた条件下で世界のトップトレーナーたちが試行錯誤する環境は、日本とは対照的に映る。
ほぼ全ての馬が若駒時代に去勢することでのメリット、日本の年度代表馬級の馬は遠征していないなど、近年の“香港馬優勢”の情勢にはさまざまな要因が絡んでいる。それでも日本の約20分の1しか現役競走馬がいない香港競馬の躍進ぶりに学ぶ点は多いはず。前述の田中博師は香港Cにローシャムパークで参戦。「馬の活気を取り戻す」というテーマの下に、火~土曜まで4F53秒3~57秒6というやや強めの強度で馬を動かし続け、日本でいうところの“最終追い”はなし。新たな取り組みに見えた。日香の競馬が高いレベルで競い合うことが、アジア競馬の発展につながるのは間違いない。
◇高木 翔平(たかき・しょうへい)1990年(平2)生まれ、広島県出身の35歳。15年入社で23年から東京本社予想を担当。BSイレブン出演中。
ギャンブルの2026年1月14日のニュース
-
【大村ボート ミッドナイトボートレース】平見真彦 ハイパワー48号機ゲット 華麗に飛ばす
[ 2026年1月14日 19:57 ] ボートレース
-
【戸田ボート WINWINパーク戸田9周年記念】平田忠則がV 史上39人目の全24場制覇
[ 2026年1月14日 19:46 ] ボートレース
-
【玉野競輪 F1】南部翔大 S級でやれるのか? 挑戦者の気持ちで挑む大事な3分戦
[ 2026年1月14日 19:27 ] 競輪
-
【江戸川ボート 4日間シリーズ】酒見峻介 優勝戦は4号艇 「攻めていける足にしたい」
[ 2026年1月14日 19:18 ] ボートレース
-
【平和島ボート 俺の生きる道杯】大月遊雅 2日目も力強く魅了する
[ 2026年1月14日 18:53 ] ボートレース
-
大みそかに緊急手術を受けたキングズソードは現役続行が決定 JBCから東京大賞典が目標 Jpn1・2勝
[ 2026年1月14日 18:12 ] 競馬
-
香港遠征明けの菊花賞アーバンシックがドバイシーマクラシックとドバイターフに予備登録
[ 2026年1月14日 17:41 ] 競馬
-
【大宮競輪 G3倉茂記念杯】古性優作の26年が開幕 気合充満「G1タイトルは全部獲る気持ちで」
[ 2026年1月14日 17:40 ] 競輪
-
【大垣競輪 F1】谷内健太 目指すは暮れのヤングGP 目標に向けての第一歩
[ 2026年1月14日 17:30 ] 競輪
-
【多摩川ボート 是政プリンセスカップ】中沢宏奈が負傷長期欠場明け4節目で待望の初優出
[ 2026年1月14日 17:18 ] ボートレース
-
【取手競輪 スポニチ杯】地元の山岸佳太がV 反省も忘れず「お客さんの期待を裏切らないよう」
[ 2026年1月14日 17:01 ] 競輪
-
【鳴門ボート ルーキーシリーズ第1戦】連勝でポイントアップの松田淳平「日に日に良くなっている」
[ 2026年1月14日 17:00 ] ボートレース
-
サトノグランツ、ディープモンスターがカタールのアミールT招待受諾 ドンアミティエはリヤドDS招待受諾
[ 2026年1月14日 16:46 ] 競馬
-
【岸和田競輪 ガールズ】北岡マリアが連勝 「最後まで踏み切れた」冷静な運びに成長の跡
[ 2026年1月14日 16:43 ] 競輪
-
【鳴門ボート PG1スピードクイーンメモリアル】ドリームメンバー発表 1号艇は浜田亜理沙
[ 2026年1月14日 16:30 ] ボートレース
-
ポインセチアS覇者ロックターミガンはサウジダービー選出も辞退 距離を考慮してUAEダービーを目指す
[ 2026年1月14日 15:52 ] 競馬
-
【競輪・九州地区表彰】最優秀選手に嘉永泰斗 ガールズ最優秀は児玉碧衣
[ 2026年1月14日 15:46 ] 競輪
-
浦和記念4着クラウンプライドはハマーハンセンとの新コンビでプロキオンS参戦
[ 2026年1月14日 14:41 ] 競馬
-
【NARグランプリ】年度代表馬はディクテオン コリアC、東京大賞典をV 荒山師「大変光栄」
[ 2026年1月14日 14:24 ] 競馬
-
99年桜花賞馬プリモディーネ死す、元主戦騎手の福永祐一師「忘れられない馬」「安らかに眠ってほしい」
[ 2026年1月14日 14:06 ] 競馬












