【競輪 小田原競輪ミックスゾーンリポート】新山響平の直前練習はイメトレ!?和田真久留は寝ずに正解!?

[ 2025年11月9日 18:02 ]

スタンドが撤去され、小田原城が望めるようになった小田原競輪場
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 現在、競輪の取材はコロナシフトのままで制限が多い。そんな中でもレースだけではない、競輪の人間くささや、選手の何気ない一面を少しでも伝えたい。そんな思いから本紙記者がミックスゾーンで見た、聞いた、感じた話を「ミックスゾーンリポート」と銘打って自由気ままに書かせてもらう(不定期配信)。

 第6回は松井宏佑(33=神奈川・113期)が優勝した小田原競輪開設76周年記念「北条早雲杯争奪戦」。
 
 前検日から2人。S班・新山響平(32=青森・107期)は今回への練習状況について聞かれると「ほぼ家です。イメトレが基本です(笑い)」とサラリ。脳内で風を切りまくっているらしい…(実際はとんでもない練習量をこなしているに違いない)。

 記念初の特選スタートとなった鈴木玄人(29=東京・117期)は状態を聞かれると、「直前に風邪がぶり返してしまって…。ギリギリ間に合った感じ」と吐露。ただ「“走ってみて”というのはお客さんからしたら何だよ、となる。走る以上はG1を走るのと同じように仕上げているつもり」。公営競技の選手としての自覚と責任を感じた。

 前回、前橋寛仁親王牌で11年ぶりにG1出場を果たした角令央奈(38=福岡・98期)。初日2着となり、会見場で前回の大舞台を振り返り「力の差を感じましたね。何より…賞金が違った。選手なので持って帰れるのものは持って帰らないと。稼がないと。選手なので」。選手はプロ。プロ=その道を極めてお金をもらうということでもある。最終日にも「大きいですね、最終日の1着は」と特選1着の28万円ゲットにニコニコ。やはり賞金アップは選手の大事な原動力になる。
 
 酒井雄多(29=福島・1109期)は二次予選で清水裕友をどかして連絡み。松阪記念で決勝入り、函館F1をVと上昇気流に乗っている。「松阪記念の後に小松崎(大地)さんから“いい流れを自分で止めないように”とアドバイスをもらえた。それで函館を優勝できた。師匠(成田和也)にも今回決勝で会おうと言ってもらえたし、強い人に気に掛けてもらえるようになりありがたい」。一流の言葉を自信に変換し、もうひと皮むけようとしている。

 直近4カ月の競走得点が119点で乗り込んだ佐藤礼文(34=茨城・115期)。「みんなに冷やかされる(笑い)。こんな点数の脚はないのはみんな分かっているでしょう」と冷静。ただ、シリーズを通して、追走、仕事きっちりのさすがの動きだった。

 関東に移籍した杉浦侑吾(30=栃木・115期)との初連係後には「これからの自分が試されている感じがあった。侑吾が栃茨の選手がどうなの、と思う中で離れたりすると仕掛けをちゅうちょしてしまったりする」。追い込みとしての確固たる意地を感じた。いい追い込み選手である。
 
 最後に、いつもポツリと面白いことを言う和田真久留(34=神奈川・99期)。「前検日は体が重くて家で寝ていれば良かったかな…と思った」と笑っていた。結果は準V。肉体にムチを打って大正解だろう。決勝も3番手の仕事に徹した陰のヒーローである。まずは家でゆっくり寝てほしい。

 ※MVPである郡司浩平と優勝した松井宏佑については後日、別記事を出稿予定

開催一の衝撃
3日目12R準決勝(郡司浩平が松井宏佑の番手で大仕事からの見事なチョイ差し)

個人的MVP
郡司浩平(35=神奈川)

今後注目選手
酒井雄多(29=福島)

(東京本社競輪担当・渡辺 雄人)

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